昨夜、幸せって何だっけの後、たまたまその後の番組も見ていた。

「壊れた脳生存する知〜おかあちゃん生きててくれてありがとう〜感動の実話をドラマ化脳出血の後遺症で思考記憶を失った女医と支える息子の成長物語」。

彼女が父の同じ医師を継ぐため大学の医学部の時、ある日突然に高次脳機能障害の兆候があった。

その時は頭が急に痛く(脳へ送る血液の血管の一部が収縮して新たな毛細血管となった。)、まだ軽い症状での治療だったので回復した。

その後は父の病院を継ぎ、再婚して子供も生まれからも平和な日々であった。しかし、11年過ぎて・・・ 恐ろしい病の到来になってしまった。

突然、激しい頭痛となり、検査結果では脳出血により高次脳機能障害を発症する。

 ・物忘れが激しい(数秒のことも忘れてしまう。)
 ・茶碗を持っていっても置く所が真っ白で解らない。
 ・階段の上りと下りが見ても解らない。
 ・本を読んでも一行目から思うように進まない。
 ・本を上手く1ページ読んでも、次のベージへ進んでも前ページの内容を直ぐ忘れてしまう。

日々の生活も不自由になり医師としての資格も失う。

だが、彼女は全ての障害を前頭葉で克服した。その道の権威である山鳥(森下哲夫)が書いた本に感銘を受けた彼女は、医師としての気持ちを取り戻し、病院のリハビリ科で働くことに。しかし、夫は彼女を見守ることなく去っていった。

しかし・・・ その病院のリハビリ科で働いて間もなく、高次脳機能障害3回目の再発になってしまった。

手術は植物人間にもなる危険性もあった。手術は成功したが・・・ さらに重い障害(右側半身不随)になってしまった。

 ・口が思うように動かない。
 ・食べ物が噛むことも、喉へとおることもできない。
 ・しゃべることも普通ではしゃべることもできない。
 ・右側半身不随だから洋服・化粧は半身しかできない。
 ・右手では物を持つこともできないし、涎も自然で出て止めることもできない。

彼女は今回、リハビリして何と上記の重い障害を持ちながらも退院して普通の生活を息子さんの手助けして今日も至っています。

このドラマを見て、彼女が重い障害がありながらも必死に生きようとする勇気の素晴らしさに教えて貰い感動しました。

彼女には「死じゃ〜嫌よ!おかあちゃん〜!」言った息子がいたし、お姉さん。そして重い障害でも職場を提供した医師がいたから、いつまた頭が破裂するかも知れないが・・・ 回り支えがあったから今の彼女は生きることもできたと思います。(現在、高次脳機能障害患者が全国30万人で無職が多いそうです。)

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