ネットで検索したら、こんな記事があった。

皆さん!冷やし中華には何か!?かけます。

これがネ〜!マヨネーズとからしをつけると・・・

どうりゃ〜!美味いではいかんワ〜!!

まさか名古屋が冷やし中華にマヨネーズをかけているとは知らなかった。詳しくは下記の通りです。

まずは、大手コンビニエンスストアの状況を調べてみた。「サークルKサンクス」の広報担当者によると「記録はないが、ずいぶん前から名古屋ではマヨネーズを付けています」という。担当者は「テレビ番組の影響でマヨネーズがブームになった二年前、ほかの地域でも試験的に付けたら好評で、昨年からは全国で導入しました」とも教えてくれた。

 ファミリーマートは「少なくとも十三年前には、名古屋のみで付けていました。今では関東と九州以外の地域に広がりました」とのこと。東海地方では後発組のセブン−イレブンジャパンも「〇二年に東海地方に進出した当初は付けていませんでしたが、名古屋のお客さまから要望が多く、昨年から東海地方では付けています」という。

 ◆起源はスガキヤ 最初は冷やしラーメン
 なるほど、やはりこの地域に根付いた食文化には違いないらしい。由来を尋ねてみると、担当者らは「スガキヤさんが最初に始めたのでは」と口をそろえた。そこで、スガキヤを展開する「スガキコシステムズ」(名古屋市中区大須四)を訪ねた。

 販売促進グループの浜田塁さんによると、一九五七(昭和三十二)年、当時の商品開発担当者が温かいラーメンスープにマヨネーズを溶かした上で冷やし、「冷やしラーメン」として売り出したのが始まりだという。六五年ごろには、現在の汁がない「冷やし中華」にマヨネーズを添えるスタイルに変わった。

 今となっては、役員でさえも「当時の担当者が誰で、どんな理由で始めたのか分からない」という。ただ、「おそらく、名古屋ではうちが最初に始めたはず」。スガキヤから始まり、全国に広がった習慣という訳か。「謎が解けた」とすっきりして同社を立ち去ろうとすると、浜田さんが表情を曇らせた。「山形にも同じ習慣があって、全国で最初かどうかは、実は分からないんですよ」

 聞けば、同社もインターネットなどで起源を調べてみてはいるが、どちらが「元祖」か分からないという。それなら、山形の人にも突撃取材して、白黒つけようじゃないか。

 手がかりを求めて電話したのは、地域情報誌「ZERO23」(山形市)の後藤健一郎編集長(34)。地元の食に詳しい後藤編集長は、迷わず「『栄屋本店』に聞けば解決します」ときっぱり。創業一九三二(昭和七)年の老舗で、汁がある「冷やしラーメン」発祥の店だが、古くから冷やし中華も名物だという。

 山形市の栄屋本店の二代目阿部博さん(73)は「マヨネーズを付け始めたのは、ここ十年ちょっとのこと。客が『ほしい』って言うから」と打ち明けた。山形では比較的新しい習慣なのだ。

 名古屋が元祖だと確信した記者は、最後の裏付けに取りかかった。阿部さんの紹介で、山形のめん文化について何でも知っているという山形めん類食堂協同組合の佐藤茂理事長(70)に聞いた。

 中華そば屋「佐藤屋」社長で、二十歳の時からそば一筋という佐藤さんは「私が若い時から冷やし中華はあったけど、マヨネーズは付けていなかった」と記憶をたどってくれた。「二十年ほど前、何かのテレビ番組でマヨネーズを付ける食べ方が紹介されて。それからだよ、山形でもまねし始めてさ」

 スガキヤのエピソードを話すと「そりゃ、名古屋の方が早い」とお墨付きをくれた。山形の人は濃い口が好みで、冷やし中華を「さっぱりした酸味だけでは物足りない」と思った人たちの間でマヨネーズが定着したのだとか。福島県の一部地域にも、この習慣は広がって根付いたという。

 どうやら、「冷やし中華にマヨネーズ」は、名古屋から全国発信されている「名古屋メシ」の一品のようだ。

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