職業別平均寿命ランキングで第一位に輝いた職業、皆さんご存知ですか?答えは「宗教家・僧侶」です。

今回は、なぜお坊さんが長寿なのか、お寺の修行から長生きの秘訣を大調査します。

お寺の修行でうつ病から寝たきり予防まで、驚きの健康効果が明らかになったことを先日の健康カプセル!ゲンキの時間で紹介していました。

(1)読経

読経は、うつ病や睡眠に良い影響があることが証明されており、ストレスによる高血圧や糖尿病を予防する効果が期待されています。

これは、読経を行うと「セロトニン」という、人間の心を癒し平常心をもたらす脳内物質が分泌されるためです。カギとなるのは読経のリズムです。

読経のリズミカルな発声が脳内でセロトニンを分泌させています。

リズム運動で分泌されるセロトニンは、読経以外にもガムを噛むことや、カラオケを歌う事でも高めることができます。

ちなみに私も毎朝、読経と月1回程度にカラオケをやっています。

(2)座禅

座禅の姿勢は体幹を安定させた状態で肩の力が抜けるため、肩周りの筋肉の血流が良くなり、コリも解消されます。

デスクワークが多い人は、30分に1回座禅の姿勢をすることで肩のコリを改善させることができます。

(3)朝食のおかゆ

おかゆは水分が多いため、朝食べると水分が腸に届いて便秘が解消され、腸内フローラが保てます。

腸内の環境を良い状態に保つと、免疫力も高まり病気になりにくくなります。

昆布や梅干しを一緒に食べることで、不足しているミネラルや食物繊維も摂取できます。

(4)階段

方広寺には108段の階段があり、101歳の大井住職も毎日上り下りしています。

階段を上るのはジョギングと同程度の運動効果があり、通勤などに取り入れるだけでも太ももの筋肉が鍛えられ、代謝が上がり、疲れにくい身体を作ることができます。

(5)精進料理

修行僧が食べるのは、植物性の食材のみの精進料理のため、ゴマなどの栄養豊富な食材が大変重要になります。

昔から不老長寿の薬と言われるゴマですが、ゴマにはゴマリグナンという抗酸化物質が含まれているため、細胞の老化を防ぎ、がんの予防効果も期待できます。

また、住職が食べていたウナギのように見えた料理も、「もどき料理」と呼ばれる精進料理です。海苔をウナギの皮に見立てて、豆腐、レンコン、ヤマイモをもとに作られるヘルシーな一品です。

豆腐には良質なたんぱく質が多く含まれ、大豆に含まれるイソフラボンには骨を強くする効果もあります。

またヤマイモやレンコンに含まれるムチンには、タンパク質を効率よく消化・吸収する働きがあるため、豆腐と一緒に食べるにはぴったりの食材です。

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