尿の色によって症状が違う!

私たちが毎日必ず出す尿。この尿からは腎臓病はもちろん、糖尿病や肝臓の病気さらには脳腫瘍が見つかるなど、様々なことが分かります。 まさに尿は情報の宝庫と言えます。 今回は尿の色と様々な病気の関係を徹底解明。尿の色に潜む病気の正体に迫ります。また最新の尿検査の研究についてもお伝えします。


本当に尿 の色が違って症状が違う!

尿は腎臓の中の糸球体というところで、血液の老廃物などがろ過されて作られます。

必要な水分や栄養は尿細管で再吸収され、その残りが膀胱に溜められます。

そう言えば・・・ 30歳の時は、やんなる程に腎結石には悩まされたナァ~!

あの時は、勤務中のトイレ休憩に行った時、血尿には驚き!

直ぐに夕方、エコー!CT!レントゲンとなり、数日後に5mmの結石を内視鏡手術となった。

詳細は昨日の健康カップセル 元気時間で紹介していました。

尿の色

・黄色
普段目にする薄い黄色の尿。これは正常な尿の色と言えます。
尿の原料は血液ですが、血液中の赤血球が寿命を迎えると肝臓で分解されビリルビンという物質に変化します。それが腎臓で一部酸化してウロクロームという物質になります。このウロクロームが黄色のため、正常な尿は黄色になります。水分の摂取量が少なくて尿の量が減り、濃い黄色になったり逆に薄い黄色になったりする場合もあります。

・透明
水分をたくさん摂っていると薄い色になるためほとんどの場合病気ではありませんが、中には尿崩症という病気が隠れている場合があります。
脳で作られる抗利尿ホルモンが尿の量を調節していますが、ホルモンが腎臓で効かなくなったり分泌量が減ったりすると、たくさんの尿が出るようになります。これが尿崩症です。水をたくさん飲んでいないのに尿の量が多いときは注意が必要です。
また抗利尿ホルモンは脳の視床下部で作られているため、その周辺に腫瘍ができるとホルモンの分泌が低下し、尿崩症の症状として現れることもあります。
糖尿病の場合も、尿の量が増えて、色が薄くなることがあります。

・乳白色
膿尿という尿で、痛みがあり乳白色の尿が出たら膀胱炎を疑います。また突然腰が痛くなったり熱が出たりする場合、腎盂腎炎の可能性があります。

・赤色(血尿)
血尿は、出るタイミングに注意しましょう。最初に血尿がでて後の尿は赤くない場合、尿道からの出血の可能性があります。また腎臓に結石が詰まり炎症が起きている場合は、最初から最後まで赤い尿が出ます。痛みもないのに血尿が出る場合は膀胱がんの可能性もあります
血尿は一度出て治まる場合もありますが、一度でも見た目でわかる血尿が出た場合はすぐに病院へ行きましょう。

・オレンジ色
肝臓が悪くてビリルビンの値が高くなると、オレンジに近い濃い尿が出ます。すぐに病院へ行きましょう。

・緑色
緑膿菌が原因で緑色の尿になります。健康な場合は感染することはありませんが、手術後の感染症などでは重症な感染症として知られています。敗血症の疑いもありますのですぐに病院へ行きましょう。

尿の色で身体の調子がわかります。毎日チェックしましょう。



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