人気の回転寿司チェーンの運営に、絶品パックごはんの販売、さらには10分で炊ける炊飯器の開発まで!コメに関するビジネスを川上から川下まで全面展開する異色の企業が、神明。

そもそもは創業115年のコメ卸最大手企業だ。

日本人の主食を守ろうと、とにかくあの手この手で、保守的だったコメのビジネスに革新を起こしている。死の淵から蘇った社長のサバイバル革命に迫る。

お米のプロ集団によるライスイノベーション

東京上野にとある人気店がある。それが、SABARプラスという飲食店である。サバの専門店SABARの初のFC店でとろさばを使った料理をメインに扱っている。

このお店では、サバだけではなく、ご飯も主役となっている。ここで使われているお米がぷちぷち玄米とごはんという玄米と白米のブレンド米である。

このお米を作っている企業が株式会社神明。


更に神明は、全国に回転寿司チェーンも手がけている魚べいである。

全国に112店舗を構え、常に行列ができる人気店である。

特にこだわっているのが、やはりお米である。

ご飯は10分毎に炊いており、人肌ほどの温かさでお客さんの手元に届くようにしている。

ある回転寿司では、100円寿司とは思えないシャリーが大きく、ボリュームがあるネタで、評判のいいそうです。

神明の本社は神戸にある。

神明の本業はコメ卸業で、コメ卸業界でシェア1位である。創業は1902年と100年以上の歴史を持ち、社員数は約2020人(グループ合計)。

コメ卸とは、農家が作ったお米が農協などに集められ、そこからコメ卸を通じて飲食店やスーパー、お米屋さんに運ばれていく流通の役目を担っている。




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