歯の間にモノが「挟まりやすい人」と「挟まりにくい人」
歯にすきまがあるか どうか
歯ぐきが痩せたり、下がることが大きな原因。

〇歯や口の中の悩みランキング
(出典:日本歯科医師会「歯科医療に関する一般生活者意識調査」2016年)
第1位:歯の間にモノが挟まる
第2位:歯の色が気になる
第3位:口臭が気になる
全体の43%を占め圧倒的に多いのが、第1位の「歯の間にモノが挟まる」だった。

〇どうして歯と歯の間に「すきま」ができる理由は?
大きく分けると2つある。
(1)歯が痩せてしまうため。
⇒原因は、口の中が酸性になると、歯を覆っているエナメル質が溶け出し、歯が細くなる。通常、唾液の働きで酸性が中和され、エナメル質が守られる。例えば、加齢などで唾液の量が減少すると酸性状態になり、エナメル質が溶けやすくなる。(※歯が痩せる原因は他にもある)
⇒一番簡単な対策としては、食後に水でブクブクうがいする。これだけで、だいぶ中性に戻すことができる。

(2)歯ぐきが下がってしまうため。
⇒原因は、加齢など。最も大きな原因といわれているのが、毎日の歯みがき。間違った歯みがきにより、力を掛け過ぎることが主な理由。

〇力を入れすぎず歯を磨くポイントとは?
ポイント1:ペングリップで握ること
⇒手のひらで、触れたのがわかるぐらいの力加減で動かす感覚が理想。力は入れなくてよい。
ポイント2:縦磨きをすること
⇒横磨きだと動かしやすいため、無意識で強くなりやすく、力の加減が難しい。縦磨きだと唇などが邪魔になり動かしにくいため、自然と力が入れにくくなる。

〇デンタルフロスの正しい使い方とは?
上下に動かす使い方をしている場合が多い。しかし、これでは汚れは十分に取れていない。
ポイント1:糸を歯の側面に沿って動かす。終わったら反対の側面を。両サイド合計で、4回以上やることをオススメする。

〇最新デンタルグッズ「エアーフロス」とは?
最近では「エアーフロス」と呼ばれる水圧と空気で、歯と歯の間の汚れを落とす機器も発売されている。

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