正月準備!~十二支について~
正月準備!~十二支について~
正月準備!~十二支について~
今年も残すところ、あと1日、早いです。

そんな今日は仕上げの清掃9割が整い、鏡餅を供え、カレンダー・干支は新しいもの変え、掛け軸は掛け変えました。

〇「十二支」はどのように決められた?
実は、「十二支誕生」の昔話は正しくない。あくまでも「作り話」。
「十二支」は紀元前1600年頃、中国の殷(いん)の時代に作られたもの。そもそも12の字は動物を表したのではなく、1番〜12番までの順番を表す漢字だった。しかし、当時の中国には漢字が分からない人がたくさんいたので、漢字が分からない人でも「十二支」を覚えられるようにそれぞれの漢字に12の動物を当てはめて覚えやすくした。
例えば、「子(ね)」の字は「子ども」の「子(こ)」とも読み、たくさん子どもを産む身近にいる動物が「ねずみ」であったため、「子」の字に「ねずみ」を当てはめた。 「巳(み)」の字は「へび」のような形をしているので「へび」、「卯(う)」の字は形が「うさぎ」の耳に似ていることから「うさぎ」が当てはめられた。「申(さる)」の字は人間のあばら骨に似ていたことから、人間に一番似ている動物「さる」が当てはめられた。
このように、十二支の漢字を覚えやすくするため、文字の形や意味合いから身近な動物を当てはめていき、「十二支」の動物が誕生した。

〇日本では来年「いのしし」年だが、中国では違う?!
日本には6〜7世紀の飛鳥時代に伝わり、現在日本で使われている「十二支」になった。
日本では来年「いのしし」年だが、中国では「ぶた」年。これは、日本に「十二支」が伝わった際に「ぶた」が日本にいなかったうえに、「ぶた」という動物を知らなかったため。そこで、「いのしし」が「ぶた」に似ていることから、代わりに「いのしし」が当てはめられた。日本に「ぶた」が入ってきたのは明治時代になってから。

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