常温で90日もつ豆腐!その秘密
この春から、和食に欠かせない「あれ」で、新しい保存ビジネスを始めるらしい…。

一体どんな保存食なのでしょう?!
工場長の上坂さんに話を伺いしました。


上坂さん:これが、わが社の保存ビジネスです!

さとの雪食品は、国内はもちろん、海外向けにも作っている豆腐メーカー。

日本食ブームとあって、10年前の8倍の売り上げらしいのですが、この春、さらにすごい豆腐で勝負するという…。
それは…

上坂さん:実はこれから常温で保存できる豆腐を販売するんです。


こちらが、4月に発売予定の常温で保存できるお豆腐。
でも普通、豆腐って「要冷蔵」で賞味期限も2週間程度…常温で保存できるお豆腐はどのくらい持つのでしょう?!

上坂さん:60日から90日ぐらい持ちますね。

なんと豆腐が常温で90日持つ!というからこれは凄い!
そこで常温で20日経った豆腐を食べてみる事に!

AD月森:普通の豆腐ですね。めちゃくちゃおいしいです!

とにもかくにも、なんでそんなに長期保存が可能なのでしょう?!


上坂さん:こちらの「無菌充填機」が秘密です。

そう、ポイントは「無菌充填機」
普通の豆腐は、パックに入れたものがお店に並びますが、これを作る途中でどうしても、豆腐が空気に触れて菌が入ってしまいます。
ところが、無菌充填の新型豆腐は…


豆乳をパックに充填して、封をしてから熱で固める!
だから無菌のまま豆腐が作れちゃうんです。
結果、常温でも長持ちするというわけです。
でも、上坂さんいわく、この作り方自体は、15年前にはできたらしく…。

上坂さん:元々は、乳業界で使われていたジュースとか牛乳とかを無菌充填するための機械ですね。

今まで作れたのに、なんでまたこの春からなのでしょう?!

上坂さん:今までは法律で、国内流通の豆腐は、冷蔵で取り扱わないといけなかった。その法改正がこの度ありましたので常温で流通して、販売できることになりました。

そう、今までは日本の法律では、豆腐は冷蔵が義務付けられていました。

なので、常温保存できる「無菌パック」の豆腐は、海外の輸出用専用だったんだと?!

しかし晴れて昨年、このルールの改正があり、満を持して常温保存の豆腐を発売することに!しかも!無菌パックなら空気に触れてないので、味も出来立てのまんまなんだと?!

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