「カニ味噌があるカニ」は「カニ類」、「カニ味噌がないカニ」は「ヤドカリ類」
「カニ味噌があるカニ」は「カニ類」、「カニ味噌がないカニ」は「ヤドカリ類」
◯「カニ味噌」がないカニとは?
今が旬の「カニ」!「カニの身」はもちろん、トロットロの「カニ味噌」も、美味しい!実は、皆さんが一般的にスーパーなどで買う「カニ」には、「カニ味噌があるカニ」と「ないカニ」がある!
そこで、スーパーで買う際、「カニ味噌があるカニ」なのか、「ないカニ」なのか、代表的な「カニ」5種類を仕分けてみた!まず「カニ味噌」があるのは、「ズワイガニ」、「毛ガニ」、「ワタリガニ」。次に「カニ味噌」がないのは、スーパーなどに売っている「タラバガニ」と「花咲ガニ」!

◯なぜ「カニ味噌」がないのか?
「カニ」と呼ばれるモノには、「カニ類」と「ヤドカリ類」の2つがある!そして実は、「カニ味噌があるカニ」は「カニ類」、「カニ味噌がないカニ」は「ヤドカリ類」 この2つに分類される。
「カニ類」というのは、「ズワイガニ」のように2本のハサミを含めた、合計10本の脚で歩き、触覚が短いのが特徴!一方、「タラバガニ」や「花咲ガニ」などは、実は、「カニ」ではなく「ヤドカリの仲間」で、2本のハサミを含めた、合計8本の脚で歩き、さらに、ヤドカリのように触覚が長いのが特徴。つまり、「カニ味噌がないカニ」は、厳密には「カニ」ではなく、「ヤドカリ」だった!

◯なぜ「ヤドカリ類」は、「カニ味噌」はお店に並ぶ前に取り除いているの?
実際に、お店に並ぶ前の生きた「タラバガニ」を見せてもらうと、確かに「ヤドカリ類のタラバガニ」にも、「カニ味噌」があった!それでは、なぜせっかくある「カニ味噌」を取るのか?
「ヤドカリ類のタラバガニ」の「カニ味噌」は、茹るとドロドロに溶けてしまう!本来、「毛ガニ」などの 「カニ類」の「カニ味噌」は茹でると固まって残るが、「カニ類」に比べて「ヤドカリ類」の方は、脂肪分が多いので、加熱することによって溶けてしまう!そして、「カニ」は死んでからの劣化が早いため、基本的に、獲った後に全て茹でて、それから全国に送る。その際、「タラバガニ」など「ヤドカリ類のカニ」は、茹でると、「カニ味噌」が「カニ」の足に流れ込み、身の劣化を さらに早めてしまうので、獲った後、茹でる前に、「カニ味噌」を取り除いてしまうため、スーパーに並ぶ時には無くなっている!

◯「ヤドカリ類」の「カニ味噌」は美味しくない?
新鮮な「ヤドカリ類のカニ味噌」は食べることができる。実際、漁港の近くでは、「タラバガニ」の「カニ味噌」が食べられている!とても美味しいと評判とのこと!!


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